一般社団法人日本キネステティク普及協会

質問コーナー

介護、介助だけではなく周産期のケアやセルフケアにも使えるキネステティク・クラシック・ネオ

受講生さんから質問のメールが届きました。
二人のファシリテーター・ネオ(助産師)の質問に対する答えをご本人の許可を得て、公開します。

質問者(30代 お二人目を妊娠中、パーソナルレベル修了)

動き方は覚えている限りのキネステティクの「骨に重さを流す」感じで大丈夫でしたが、創部の痛みがあり、痛みでカラダがガチガチになりました。また、二人目も帝王切開です。
途方に暮れる今日この頃もしもよろしければ助産師ファシリテーターの方々になにか、アドバイスをいただけませんか?
<星・宮城県在住>

私は三人の出産経験者です。最初の二人はキネステティク・クラシックを知る前に出産しました。
3人目を妊娠中にファシリテーターレベルを修了しました。
ちなみに私は病院のベッドと枕が合わず、結構マットレスが沈み過ぎて重さが分散されている寝心地ではなく、枕も高すぎて肩が凝り、肩凝りは授乳に影響するので、肩をほぐす、枕を自分に合う高さにタオルで代用、仰向けよりも側臥位でニュートラルな姿勢に出来るように沢山タオルを使用しました。
 お二人目だとおそらく創痛より後陣痛が辛いかもしれません。
「骨と筋肉」を使い分けることは大切です。
私は妊娠中も産後も代表理事の中本さんに、何度も押し付けない丁寧な触れ方で、自分のその時の「いま」のカラダを意識できて、硬いカラダがほぐれて使いやすくなった経験をしました。

寝ながらでも「骨と筋肉」を探ってみると、特に創痛を感じてる部分は筋肉が骨のように緊張としてガチガチになりやすく、ツナギが固く、更に痛みを感じやすくしてしまう可能性が高いので、「骨と筋肉」に注意を向けることは重要だと思います。

もしかしたら、ベビーの重さが、ママのマスに流れていなくて、ベビーを抱える、になっていたから上肢、肩、胸、首、頭までも緊張して運ぶ動きの所が全て動きを固められていたかもしれません。ママの息も楽では無かったかもしれません。

そして、骨盤周りの靭帯が緩んでいるので産後の方々は大体ガニ股で歩いています。ラテラルフットで歩いてる方は見たことありません。歩き方が更にカラダのガチガチを強めているかもしれません。
私は助産師で出産をしたので、ベビーの抱っこの時は慣れてるので肩も凝らないし背中が痛いとかいうことも無かったです。緊張してないからです。でも一般の方は赤ちゃんを抱っこする機会はあまりないので、特に肩、首は固く、ずっと赤ちゃんを覗きこんで頭が下を向いているので、頭の重さが胸、ハラに流れていません。座り方、深さ、楽に抱っこ出来る高さに注目です。そして、赤ちゃんの重さを自分のどこに流しているか。A面とかB面とか意識してみてもいいと思います。

<赤嶺 唯・沖縄県在住>

帝王切開は自然分娩と比べるとどうしても創部が広範囲ですし、痛みも強いと思います。
経産婦さんは加えて後陣痛も訴えることもあります。
自分のペースで、身体が緊張しない動き方の工夫はもちろん必要だと思いますが、痛みがあってはどうしても緊張が強くなると思うので、我慢し過ぎないように痛み止めを飲んだり、シャワーで身体を温めたり、痛みを取り除きリラックスすることから行う必要があると思います。
また、キネステでは頭胸肚のマスを積み重ねて安楽な立位を体験してもらうのですが、帝王切開後のママは腹壁がピンと伸びることが創部痛に繋がるので、前屈み姿勢で歩く方が多いです。
状態に合わせてマスとマスの関係がどのようにあっているか、注意してみてください。
なるべく少ないチカラで、マスとマスが積みあがっているようにすると、カラダ全体の緊張が下がり、創部への影響が最小限に抑えられると思います。
また、うまく行かないときは、相談を投げかけてみてください。
これからは、キネクラネオを知っている助産師のいる産婦人科を選択できるようになるといいですね。
そのために、発信し続けます。

星さんがおっしゃるようにベッドや枕の質も問題あるかもしれませんね。
固すぎるベッドとか、変に高級感があって無駄に柔らかいとか…(^_^;)